研修総会を終えて

 誰もが経験したことのない状況に直面している中、実施の時期、人数、会場、時間等を慎重に見極め、令和2年度の秋季研修総会を開催しました。この研修総会のねらいは、会員一人一人の現状を互いに理解し合い、それぞれの思いの実現に向けて支え合うことです。

オンラインによる有本秀雄ときわ会副会長のご指導では、ときわ会の新型コロナウイルス対応指針、公式ホームページの積極的な活用、未来社会の担い手である子どもの幸せを見据えたICT機器活用の意義などが、熱く語られました。全会員が、緊張感をもってペンを走らせました。

 全体研修もオンラインで行い、ソーシャルスキル般化促進に向けた会員の真摯な実践発表に対して、参加者から建設的な意見が寄せられました。

 教科・領域別の少人数によるグループ研修では、各自が持ち寄った実践レポートをもとに、教諭、栄養教諭、事務職員が職種の枠を超え、意見交換を行いました。そこでは、ベテランのこれまでの経験に基づく知恵と、若手のICT機器を活用した実践などが交流されました。いずれも、新型コロナウイルス感染症と向き合い、教育活動をどのように見直し、児童生徒の学びを充実させていけばよいのかといった視点を大切にしたものでした。

 最後に、Zoomのチャット機能を用いた、Zoom操作体験研修を実施し、会を終了しました。研修を通して、会員同士が実践をもとに交流し合い、親睦を深めることができました。冬季研修総会では、「社会に開かれた教育課程」の編成とコミュニティ・スクールに関する研修等を、開催方法を工夫しながら、プログラムに位置付ける予定です。

東蒲・五泉支部 研修委員長 上之山達朗