長岡西支部長挨拶

   「新しい教育課程の着実な実践!」に向けて
             長岡西支部長  渡邊 茂夫 
 過去に誰も経験したことがない状況の中で、令和2年度、支部創設15年目がスタートしました。総会を始め会員が顔を合わせて活動する機会を中止や延期せざるを得なかったり、大事な地域貢献活動であり大きな学びの機会であるオータムコンサートを中止せざるを得なかったりしていることは、本当に残念なことです。
 しかし、この難しい状況の中、どんな一年間にしたいのか、会員の皆さんお一人お一人が連絡を取り合い、方法を工夫し合うことで、この状況を乗り越えていこうと動き出していただいています。
 「主体的・対話的で深い学びの実現へ!~今こそ授業改善の大チャンス!~」
 「令和のミドルリーダーとして、新しい教育課程の着実な実践を」
 「今こそ、地域教育プログラム!」
 何と力強く、そして魅力的な言葉でしょうか。
 また、「我が校の自慢」を見つめ直し、支部の財産として理解し合おうとするなど、このような状況だからこその前例にとらわれない新しい企画も取り入れていただいています。
 新型コロナウイルス感染症の感染予防及び感染拡大防止のための様々な対応が求められる中、子どもたちの健やかな成長のために日々の授業や教育活動に力を注ぐとともに、力強く支部の活動をスタートさせてくださいました皆様に心より感謝と敬意を表します。無理をせず、決して一人で抱え込まず、周りの教職員や仲間と協力しながら活動を充実させていきましょう。

 さて、本部では、代議員会が在り方を大幅に変更されて実施されました。理事会もWeb会議システムを使って実施されました。また、「活動の重点4 150周年の先を見据えた、ときわ会の取組と研修・組織の在り方の探求」を掲げて、大きく動き出しています。
 私たち長岡西支部も、これからの支部としての取組と研修・組織の在り方を問い直しながら、着実な歩みを進めなければならないと考えています。様々な制限や制約がある今を、支部活動の新たなスタンダードを創り出していくチャンスと捉えたいと思っています。
 一方で、時代が大きく変化しているこの時期だからこそ、ときわ会本旨にある「人格の形成者としての社会的責任と自覚を持って」会員一人一人が、学校教育や授業の「本質」等について、自分の受け止めや具体的な在り方を問い直してみる契機にしなければなりません。
 私たち長岡西支部会員一人一人が教職員としての力を高め、子どもたちにとって、保護者にとって、地域にとって、そして同僚にとって、魅力ある教職員となることが、ときわ未来図の具現、そして新潟県教育の振興につながることは間違いありません。
 「新しい生活様式」で距離を置いた中でも心を寄り添わせながら、長岡西支部の運営方針「新しい教育課程の着実な実践!」に向けて、令和2年度の支部活動が、会員の皆さんのお力で、より活性化していきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。