教育データベース

1970.01.01

小学校

下越

地域への誇りから、自分の将来や生き方に指針をもつ児童の育成 ~「地域」を広く捉えて地場産業から学ぶ、キャリア教育の取組~

中条小学校 天木 享

“新学習指導要領でキャリア教育の充実が示されたように、社会構造や雇用環境の激変が予想される今、児童が自分の将来や生き方について考える機会の必要性が高まっている。
 本研究では、児童が自分の将来や生き方に指針をもてるように、地域を小学校区に限定せず、児童が住み、活動する県央地域(燕三条地域)を広く「地域」と捉えてキャリア教育を行った。次の二つの手立てをもって実践を行った。
・学区より広い範囲を「地域」と捉え、魅力ある地場産業や人のよさに触れる活動を設定する
・自己の学びや変容を自覚するために、凝縮ポートフォリオを作成して伝え合う場面を設定する
 その結果、県央地域の地場産業の魅力や、職人の生き方・考え方に触れたことで、地域に対する考え方を変容させたり、これからの生き方について考えたりする児童の姿が見られた。本研究の成果から、当地域・学級においては、「地域」を広く捉えて連携したキャリア教育が、主題の達成に有効だったといえる。
“,令和元年度”