“「歌唱における音楽表現を工夫する」とは,曲の特徴にふさわしい音楽表現を試しながら考え,どのように表現するかについて思いや意図をもつことである。そのためには,音楽を形づくっている要素を聴き取り,それらの働きが生み出すよさや面白さを感じ取りながら,音楽科の特質に応じた「音楽のことば」で自分の考えを表す必要がある。そこで,私は,歌唱教材を工夫して歌う題材において,友達と考えを伝え合いながら,音楽表現を工夫する場を設定する。児童は,友達と関わりながら,試行錯誤することを通して,「音楽のことば」を蓄積する。そして,友達の感じ方や考え方等に共感しながら,自分の感じ方や考え方等を深めていくことができると考える。
ここで言う「音楽のことば」とは,音楽表現に対する思いや意図と音楽を形づくっている要素を関連付けたものとする。”,令和元年度”