教育データベース

1970.01.01

中学校

理科

新潟

中学校理科における主体的な学びの実現 ~生徒の問題意識が持続する授業づくりを通して~

小針中学校 出口 雅也

“新学習指導要領では、国際調査(PISA、TIMSS-資料1)における生徒の科学に対する関心・意欲・態度に関する肯定的な回答が、諸外国に比べて低いことや、「観察・実験の結果などを整理・分析した上で、解釈・考察し、説明することなどの資質・能力に課題」があることを踏まえ、コンテンツベースからコンピテンシーベースへの転換が求められている。そのため、各教科の見方・考え方が明示され、それを働かせる探究的な学習を通して、主体的な学びを実現し、未来を切り拓いていくための資質・能力を育成することが目標として掲げられた。
中学校理科の授業では、自然の事物・現象に興味・関心をもたせ、生徒自身が観察、実験を中心とした科学的に探究する過程を通して、資質・能力を獲得させていくことが求められている。本研究では、そのような探究の過程において生徒の主体性を支えるものとして、問題意識に着目する。生徒の興味・関心に基づいた問題意識は、生徒が見通しをもちながら探究する原動力となる。そこで、問題意識が持続する授業づくりを通して、生徒の主体的な学びを実現したい。”,令和元年度”