教育データベース

1970.01.01

小学校

体育・保健

下越

「ボールを持たないときの動き」の習得を目指す授業づくり ~ アルティメット(ゴール型ゲーム)の実践を通して ~

東豊小学校 本間 裕輝

“これまで実践してきたバスケットボール等(ゴール型ゲーム)の授業では,ボールに人が集まり過ぎたり,動けずに立ち尽くしてしまったりする姿が見られ,種目がもつ本来のおもしろさを味わえない児童が出てしまったという反省があった。自己分析をすると,その原因はボールや他児童の動きに対してどのように動くかを前もって予測する技能,「ボールを持たないときの動き」の習得が不十分であったと考えた。
そこで本研究では,4学年児童を対象として「ボールを持たないときの動き」の習得に焦点を当てた授業実践を行った。得られた結果からその有効性を検証し,ゴール型ゲームの特性を活かした指導の在り方を探ることを本研究の目的とした。教材は,いい動きそのものが得点に結び付き,動き方を学ぶ戦術学習にふさわしいゴール型ゲームの「アルティメット」を取り入れた。キャッチングが容易であり,運動能力や体力による影響の少ない本教材の特性により,自身がどのように動けばよいのか,どのように動くと得点につながるのかを学ぶ単元構成とした。このことにより,ゴール型ゲームを楽しむために必要な技能を高め,運動の楽しさを十分に味わわせるとともに,動き方や戦術を工夫してゲームを楽しむ技能の向上につながると期待する。
“,令和元年度”