教育データベース

2016.10.12

小学校

中越

平成28年度

温かい気持ちでコミュニケーションを図ろうとする児童を育てる外国語活動

長岡市立大島小学校 河本 朋也

 児童は外国語活動において「ALTや先生が話していることを、自分だけが分からないのではないか」「うまく発音できなかったらどうしよう」という不安を抱えている。失敗や不安を積み重ねてしまうことで積極性を失い、進んでコミュニケーションを図ろうとする態度の育成は困難になるであろう。児童の不安をなるべく減らし、外国語活動に積極的に取り組むことができるようにするために、クラス全体の「温かい気持ちでコミュニケーションを図ろうとする態度」を育てる必要がある。
 本研究では、「温かい気持ちでコミュニケーションを図ろうとする態度」を育成するために以下の2つの手だてについて考え実践した。
1 「育てたい児童像」を明確にした1年間の単元構成
 1年間の外国語活動を通してどのような力を育てたいかを明確にすることは大切なことであり、そのゴールに向かって小単元を構成していく。Hi,friends!2に示されているものはあくまでも活動例であり、学級の児童の実態や育てたい児童像に合わせてアレンジしたり、置き換えたりする工夫ができる。そこで「温かい気持ちでコミュニケーションを図ろうとする態度」を育成するために「聴き手(聞き手)」の育成に力を入れて一年間の単元を構成していく。
2 「聞きたい」「伝えたい」を生かす活動の選定
 これまでの私の実践を振り返ると、決められた型の中でのやり取りに終始し、その中に児童の思いや考えが入りづらかった。コミュニケーションとは本来「聞きたい」と「伝えたい」の思いの連続から成り立つものだと考える。児童が「聞きたい」「伝えたい」と感じる活動を外国語活動単独で築き上げることは困難さがある。そこで、他教科・他領域との関連性をもたせた活動を設定する。
 コミュニケーション活動を行う中で、意図的に自分が受け止められる場面を設定することで、友達を受け止めることの大切さに気付き、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度が育成されると考える。