支部情報BOX

2023.10.26

三条支部

令和5年度 三条支部広報誌「条報」130号 支部長巻頭言

三条支部広報誌7月号(No.130)に掲載された支部長の巻頭言です。

 

ときわ会創設150周年を契機に新たな歩みを

支部長 結城 義則(S63年度 第三中学校)

 

今年度は、ときわ会創設150周年の記念の年にあたる。ときわ会の活動は、ここ三年間の新型ウイルス感染症拡大の影響により、学校運営と同様、活動制限や事業の中止を余儀なくされるなど、様々な制約があった。

しかし、会員の理解のもと、知恵を結集し、オンラインの活用や活動内容の精選・見直しなど、様々な工夫を重ねることによって、これらの困難を見事に乗り越えてきた。加えて、五月初旬の感染症五類移行により、対面での活動についても徐々に再開できる見通しをもったところである。

私は教員採用の年に、ときわ会に入会し、以来、ときわ会は「研修と親睦の団体」という認識である。また、白石会長は、四月代議員会の折に「ときわ会の最大の財産は人である」とお話をされている。まさに、人と人のつながりが基盤となって、研修や親睦を通して互いに練磨しあい、教員としての資質・能力を身に付けてきたと実感している。

研修については、これまで本部が実施する教育研究発表会、支部が実施する全体研修や年層別研修など、議論をしながら会員自身が切磋琢磨し、教科・領域等の力量を高めてきた。また、近年は、専門性を磨いて一層の指導力の向上を目指すサークル研修、会員のニーズによる単発的なセレクト研修など、研修の形態についても変化が見られる。

親睦については、支部や年度の総会、研修会の折の懇親会等により、先輩、後輩、同期の絆を紡いできた。また、時にはOB会員とも懇親を深める機会があり、激励をいただいたことを鮮明に記憶している。

さて、今年度の支部活動の重点については、左記の下線部について変更した。

重点四「150周年記念事業に向けた事前・事後活動の推進」については、一月の支部研修総会において、OB会員である吉沢嘉一郎様、小池和秀様から「先輩からの志の継承」として御講話をいただいた。今後も、真価を問う問いを継続しながら、支部や個人の未来を展望していく。

重点五「時代のニーズや会員のニーズに応じた支部活動の見直し」については、冒頭で触れたこの三年で経験した知見を活かして、オンライン、対面の長所の最大限を活用した事業、働き方改革を見据えた活動の見直しをしていく。

十月一日(土)、ときわ会創設150周年記念式典が朱鷺メッセを会場に、現役会員約三千人とOB会員が集まって、壮大なスケールで実施される。三条支部は会員数が158人と中越地区で二番目の規模を誇る支部である。この150周年を契機に、支部活動全体を見渡しながら、会員の皆さんとともに時代に合った、三条支部の新たな歩みを進めて行こうと考えている。

 

(投稿時期が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。 事務局)