支部情報BOX

2023.01.14

三条支部

令和4年度 三条支部広報誌12月号 副支部長巻頭言

つねに厳しくみずから鍛え、相互に錬磨する

副支部長 阿部 桂介(嵐南小学校)

自分の教職人生を振り返ると、二十代の頃からこれまでに、ときわ会の様々な研修会に参加させていただき、教職員としての資質や指導力の向上に努めることができたと感謝しています。

特に印象に残っているのは、専門教科(理科)についての研修です。研究実践では、試行錯誤を繰り返しながら教材研究や指導案作成、授業実践に取り組みました。

そして、それらの取組を論文や研究実践としてまとめて発表し、指導者から貴重な指導をいただくとともに、参会者から大変厳しい意見や温かな助言をたくさんもらいました。

このように研修会を通じて、たくさんの方々から指導・助言をいただけたことは、自分をその都度アップデートさせるために必要不可欠なものであり、私にとってのかけがえのない財産であると思っています。

そして、たくさんの研修の機会を得られたからこそ、新たな知識や技能を身に付けたり、教職員としての資質・指導力に磨きをかけたりすることができ、その積み重ねとして今の自分があるのだと実感しています。

ときわ会は今年度、「新しい時代の教育に向け、自らを高め続ける会員一人一人を支えるときわ会」を基本方針とし、重点の一つとして「会員一人一人が必要とする資質や指導力を向上させる研修の推進」を位置付け、会員一人一人の主体的な研修への取組を促すことに力を入れています。

三条支部では、これまでも会員一人一人が授業づくりのために研修したい内容を選択して研修する「研修同志による研修」を支部研修として位置付けてきました。今年度はこれまで以上に会員のニーズに応じた研修が自主的に行われるようにする中で、会員一人一人が主体的に研修に取り組み、資質・指導力の向上に努められるようにしています。

このことは、会員一人一人の資質・指導力の向上に直結することはもちろん、会員の所属において新しい時代の教育を創るための原動力にもつながっていくはずです。そして、このうねりが三条市での新しい時代の教育の創造に発展することを期待しています。

私たち教職員は、目の前の子どもたちに「生きる力」を身に付けさせ、未来を生き抜けるようにすることが使命であると考えています。そのためには、教職員一人一人が研修を通して、みずからの資質・指導力を日々向上させるとともに、それらを駆使して上質な教育を提供していかなければなりません。

私たち「ときわ会三条支部」会員が、三条市の「新しい時代の教育」を創るという気概をもち、主体的に資質・指導力向上のために、つねに厳しくみずから鍛え、相互に錬磨しながら、力強く歩みを進めていきましょう。