教育データベース

2019.03.12

中学校

音楽

佐渡

平成30年度

生徒に郷土の音楽との結び付きを実感させる授業づくり

佐渡市立真野中学校 石川 雄一

 新しい学習指導要領の音楽科の目標として「生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力」の育成が求められています。これらを育成する上で、地域をよく知り、郷土の音楽の音楽を継承するゲストティーチャーを招き、共に授業をつくることによって、より深く生徒が郷土の音楽のよさに気付き、その特徴を肌で感じることができるのではないかと考え、本研究を行いました。本研究は、佐渡市真野地区に伝わる民謡「豊田音頭」(対象学年中学1年)および佐渡で盛んに演じられている能楽から「羽衣キリ」の謡(対象学年中学2年)を教材としました。内容は次のとおりです。
1 ゲストティーチャーと授業者の発声を比較聴取する。
 本研究の中で教材にした曲の一節を授業者とゲストティーチャーの比較聴取で聴き取らせました。
2 ゲストティーチャーの口頭伝承で特徴を捉える。
 生徒は前述1の活動によりゲストティーチャーの唄の特徴を感じ取らせます。その上でグループで検討し、口頭伝承による直接指導によって「どのようにしたらゲストティーチャーのような発声ができるのか」を試し、思考しながら練習させました。
3 発表会をゴールに設定する。
 グループで練習を行い、相互に聴き合う場面を取り入れ、工夫を重ねながら練習させました。発表会をゴールに設定し、ゲストティーチャーを招き行いました。授業後には、地域の祭りに招かれたり、郷土の音楽の祭典に出演依頼があったりしました。
 本研究を行う上では、ゲストティーチャー、生徒、教師の三者の関係性を円滑にコーディネートする教師の役割の重要性と、内容に入る前の導入において、いかに生徒に興味をもたせるような働き掛けを行うかも重要であることが分かりました。今回の研究によって得られた成果に更に研きをかけて、今後も研究を重ねていきます。