教育データベース

2019.03.12

小学校

道徳

生徒指導

佐渡

平成30年度

子どもが主体的に学習する姿を実現する、子どもによる問いづくりと、対話による授業の工夫

佐渡市立真野小学校 川上 大雅

 学習指導要領解説「特別の教科 道徳編」の道徳科における質の高い多様な指導方法には「教材や日常生活から道徳的な問いを見付ける」「自分たちのこれまでの道徳的価値の捉え方を想起し、道徳的価値の本当の意味や意義への問いをもつ」と例示されています。私は、どのようにしたら、子ども自身から道徳的な「問い」が生まれ、その問いを基に学習を進めることができるのか、どのように工夫すれば子どもたちが自ら対話しながら学習を進め、思考を深める道徳の時間となるのかについて考えたいと思い、次の三点から解決に迫りました。
1 問いの焦点化と問いづくり
 授業開始と同時に教材を提示し、全員で一度読み、その後教師から、学習のテーマとしてキーワードを提示します。「テーマについて、みんなで話し合ってみたいことや、考えてみたいことがあると思う。これからテーマについて問いを作っていこう。」と伝え、問いづくりを行いました。
2 対話する問いの選択
 子どもが問いを作った後、全員で円座になります。そして、自分が作った問いを自分の前に置きます。その後、数分間時間を取り、他の子どもが作った問いを自由に見て回ります。一通り見て回った後、一人に付箋を2~3枚渡し、学級で対話したいと思った問いに、自分の付箋を貼っていきます。付箋の多かった問いが、対話する問いとなります。
3 安心して意欲的に対話に参加できる環境づくり
 対話の際、子どもが安心して対話に参加できるように、7つの約束事を教師が示します。また、対話中には、話し合われている問いについて、自分はどう思っているか、立場はどのような立場なのか等を問う質問をし、一人一人が質問に答えるように促しました。
 子ども自らが問いづくりを行い、対話する問いを自分たちで選択することは、子どもの学習意欲を高めるきっかけになると考えます。実践を重ねていますが、問いを選択する際は、じっくりと仲間の問いを読んでいる姿、与えられた付箋を熟慮して貼る姿があり、学習に対する動機が高まる可能性を感じています。