支部情報BOX

2021.12.20

東蒲・五泉支部

「秋の研修総会を終えて」

新型ウイルス禍で9月予定の秋季研修総会を11月に延期しました。開催当日まで、研修の核である実践交流の場が持てないことに一抹の不安もよぎりました。同志の集まりがない中で、会員のモチベーションは保たれるのか、子どもたちを導き育てる実践はきちんと為されるのか。東蒲・五泉支部会員としての心意気が試される日々が続きました。

 

研修総会当日、最初にモニターで山﨑浩志東蒲・五泉支部長より、多様な教育実践と豊富な経験に基づくご指導を頂きました。理論と実践を有機的に結び付けることで、子どもたちに確かな学力を付けさせていくことの大切さについて具体的な事例をもとに熱く語られました。全会員が食い入るように画面を見つめ、謹聴しました。

 

続いて、教科・領域別の少人数グループ研修を実施しました。各自が持ち寄った研究実践中間経過レポートをもとに、より良い実践とするための意見交流を行いました。

私は協議の様子をすべて参観させて頂きましたが、そこで目にしたものは…

①自他の実践を語り合い共有できる喜びで生き生きとした会員の姿、笑顔。

②実践の悩みを出し合い、他会員と学び合ってヒントをもらおうとする姿。

③真剣な質問と応答が飛び交い、真摯に議論する姿。

④小学校の悩み・中学校の悩みを出し合い、実践共有する姿。

⑤「こうしてはどうか?」と代替案や改善策を出して意見する姿。

 

ライブで対面して話し合える良さや楽しさを会員の皆さんが感じていることがよく分かりました。オンラインでは感じられないその表情、空気感、一体感、そして「熱」。東蒲・五泉支部会員であること、自分にはこの仲間がいるのだという所属感と連帯感。休日に己に鞭打って研修のために集まる意義の再確認。私の心配は、杞憂でした。

 

今回の秋季研修総会は、会員同士が熱心な議論を行い、明日の実践への糧にできる研修総会となりました。私たちは東蒲・五泉支部会員としてのプライド、ときわ会員としての誇りを高く持ち、これからも研鑽を積んでいく歩みを止めません。2月に予定している冬季研修総会では、各グループより選出された発表者による実践発表と協議を実施します。感染拡大防止の工夫をし、より高みを目指した研修の場とする予定です。

 

               東蒲・五泉支部 研修委員長 石田 雄介