見附支部長挨拶

 
 新型コロナウイルスの感染防止と見附市教育の前進のために、各職場において会員の皆さんが鋭意努力されていることに敬意を表します。子供たちのために力を尽くしてまいりましょう。
 未だ一堂に会すこともできず、支部総会も紙面での提案説明となりました。しかし、各委員会などの担当者は、働き方改革や感染防止など様々な視点から、前例踏襲にならないよう活動内容を整理するとともに、コンパクトでもインパクトのある提案をしてくれました。
 総会に先立って開かれた理事会で、今年度の活動内容を協議した際は、何度か立ち止まり、意見を交わす場面があり、私には印象的でした。それは、「いくら集まる回数を減らしたとしても、年に複数回は教科部会を設ける必要があるのではないか。即ち、人が育つ研修こそ会の根幹だ」という意見でした。また、「実に限られた広報誌の紙面であるが、頑張っている会員を紹介できる部分を確保してほしい。」という意見もありました。これは、温かな人間的な触れ合いの中で、認め合う関係をつくっていこうとする考えです。先の見通せない厳しい状況下でありますが、このような時だからこそ「ときわ会の目的は何か」「何を求めて自分は入会したのか」という根源的なことを改めて考えることが必要なのだと思います。
 小さな見附支部は、一人一人の顔やニーズの分かりやすさが特徴です。会員一人一人の声に耳を傾けた支部運営をお互いに心がけていきましょう。また、支部活動に魅力があると思うかどうかは、一人一人の会員の心が決めることです。活動が制限される中で動き出した今年度でありますが、今日的な通信手段を駆使するなど、皆さんと主体的で創造的な取組を進めていきたいと思います。

                見附支部長  松井謙太

阿賀野支部長挨拶

 支部会員の皆様には,各職場でご活躍のことと存じます。感染防止の3つの基本,①身体的距離の確保,②マスクの着用,③手洗い,そして換気や消毒,「3密」の回避を前提とした教育活動の実施など,「新しい生活様式」の導入と子供の健やかな学びの保障に向けた日々の取組,大変お疲れ様です。

 会員の皆様には,支部前期総会の内容について,紙面決議でご承認いただきましたが,3つの委員会が立案してくれた今年度の活動計画は,今後柔軟に見直して,中止・延期・取組方法の工夫などの対応をとることになります。会員の皆様のご理解・ご協力をお願いします。

 9月以降の支部活動については,9月上旬に役員会を開き,お知らせする予定です。

加茂支部長挨拶

ときわ会加茂支部長 栢森耕太郎

昔話にでてくる桃太郎と浦島太郎がJAXAの宇宙飛行士の適性テストに出題されたことがあります。その問題とは、「桃太郎と浦島太郎の物語を知っていますね。あなたは、どちらのほうが直感的に好きですか?」です。

桃太郎・・・・・・ 鬼退治という明確な目標をもって、それを達成するために自分の力を補う存在であるイヌ、サル、キジとチームを組みリーダーシップを発揮する。しかも合理的である。

浦島太郎・・・ カメを助ける優しさをもっている。しかし深く考えずにカメの誘いで竜宮城に行き楽しむ。開けてはならない玉手箱を楽観的にもらってきて、開けてしまう無邪気さがある。

JAXAは浦島太郎派を採用するようです。このテストを受ける人たちは、桃太郎の能力を既に十分もった人たちです。宇宙では想定外のトラブルが次々と起こります。それで桃太郎の能力と同時に、浦島太郎のように好奇心旺盛、そして予期できない変化を柔軟に受け入れ楽しめる人が向いているということらしいです。

私たちの生活がめまぐるしく変化し続けています。過去の経験が通用しにくいことが多くなってきています。次はどんなことが起きるのか、それを楽しむ気持ちでいること、目標達成のための努力とともに困難やトラブルを楽観的に受け入れることも必要だと教えているようです。

時には、浦島太郎の話を思い出して、着実に歩みを進めていきましょう。そして、会員一人一人が教師としての使命感、目的意識をもち、「ときわ会員でよかった。加茂支部でよかった」という支部にしていきましょう。

東蒲・五泉支部長挨拶

 児童生徒の安全と学びの充実をひたすら願いながら、毎日を駆け抜けてきた。全ての会員の思いと日々の努力は、このことに尽きると思います。それぞれの持ち場で、一人一人が精一杯の力を尽くしていただきました。心から感謝申し上げます。

 東蒲・五泉支部では、9月の支部秋季研修総会に向けて準備を進めています。今年度は思うように実践や研修を進めることができず、焦りや不安を抱いている会員も少なからずいることでしょう。11月の本部の教育研究発表会に向けて一層高め合うことが、これまでの支部秋季研修総会のねらいでした。本年度は、会員一人一人の現状を互いに理解し合い、それぞれの思いの実現に向けて支え合うことが、この会のねらいです。新型コロナウイルス感染症と向き合いながら、教育活動をどのように見直し児童生徒の学びを充実させていくかという、新たな視点からの意見交換を大切にしていきます。

 悩みごとや困りごとを出し合い真摯に交流し、2学期以降のそれぞれの実践についての手掛かりを得られる研修総会になるよう、支部研修委員会に工夫を進めてもらっています。

いよいよ夏季休業を迎えました。消耗型・浪費型の勤務では、長丁場はもちません。緊張感をもちながらも、心身のリフレッシュをしようではありませんか。児童生徒の笑顔を引き出すのは、私たち教職員の笑顔です。満面の笑顔で児童生徒と次の出会いができるよう、素敵な充電期間になることを願っています。

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新発田支部長挨拶

すべては子どもたちのために

                  支部長 藤井 聡

    昨年度末から、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、様々な行事や活動が中止また延期されている。吉田隆ときわ会々長は、断腸の思いで評議員会を書面会議とし、理事会は、自宅でのオンライン会議での開催を余儀なくされている。書面で示された吉田新会長の「役員代表挨拶」には、次のように記されている。

   「このような混とんとした状況に直面した時こそ、ときわ会本旨に立ち返り、我々の使命を再確認する必要があると考えます。ときわ会本旨には、『教師たるもの時運にまどわず、歴史を省み』や『崇高な理想を追求しようとする者の総力を結集し』といった一節があります。この『時運にまどわず、歴史を省み、理想を追求する』という、ときわ会本旨に掲げられた先達の教えは、今この状況に直面する私たちにこそ、求められている姿ではないでしょうか。」また、基本方針として「新しい時代の教育を創るときわ会」を掲げられた。そして、御自身が大切にされたい点を二点示されている。一点目は、「研修と親睦の両立」であり、二点目は、「ベテランの知恵と若手の発想の融合」である。

    改めて言うまでもなく、我々は、ときわ会本旨に賛同し、自らの意思で入会を決め、研鑽を積むことを求めた仲間である。現段階では、大切な支部総会でさえ開催を断念せねばならい状況にある。求める研修も十分に行うことができない。さらには、親睦を深めるための活動や懇親会も自粛が続いている。

    ときわ会新発田支部は、こんな時にこそ、力を発揮できる支部でありたい。会員が集うことのできない状況下にあっても支部の合言葉は、「すべては子どもたちのために」である。この合言葉の意味や価値を支部会員全員に考えてもらいたい。そう願っている。

支部長のメッセージ

           支部長 津野 庄一郎
                  (東新潟中学校 昭和58年度)

 未曾有の新型コロナウィルス禍によって、日本のみならず、国際社会全体が大きく揺れ動いています。これまで当たり前のように進めてきた日本の学校教育も大きく見直しが迫られる事態となりました。子どもの命や安全を守り、かつ学校教育本来の目的・使命をしっかりと果たす、しなやかでクリエイティブな対応が求められています。
 今、子どもたちは様々な制約のある中で、辛抱強く懸命に頑張っているのではないでしょうか。もちろんそれをサポートする先生方の心労も計り知れないものがあると推察いたします。まずはご自身の健康を第一にし、次に子どもたちから目を離さず、心を離さず、自校の教育課題の解決に向けて取り組んでまいりましょう。

 さて、私たちはこうした困難な状況下にあるからこそ、吉田会長のもと、会員が一丸となり、「新しい時代の教育を創る」ことに挑戦していく必要があと捉えています。新型コロナ禍の中で、前例にとらわれない新しい研修スタイルや働き方を工夫し、教師として確かな力を身に付ける必要があります。
 言うまでもなく新潟東支部は現役会員が200名を超えるときわ会屈指の支部です。校種も幼・小・中・特別支援学校と多岐にわたり、向上心に溢れ、力量のある教職員が多いのが特色です。私の支部運営の理念は、新潟東支部のよさを存分に発揮し、当支部の学校の子どもたちを元気いっぱいにすることです。その目標は、当支部のときわ会の学校を、教職員を輝かせることです。戦略は、withコロナの中で、①前例によらないフレキシブルな取組を推進すること、②校内研修を核にし、会員同士で切磋琢磨すること、③自立会員の連絡とサポートを強化することです。各常設委員委員長の皆さんには、会員一人一人の声に耳を傾けて、実効性のある活動をタイムリーに推進するようお願いします。また、各校の校長先生方は、校内の研修を充実させ、会員の力量アップにつながる働き掛けを積極的にお願いいたします。
  
 臨時休校中、ある教室に掲示されていた茨木のり子さんの詩が目に留まり、心にずっしりと響きました。

ぱさぱさに乾いてゆく心を 人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを 友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを 近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を 時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

これはご承知のように「自分の感受性くらい」という詩です。戦時中で、生活から芸術や娯楽が消えていった時の思いを綴ったものですが、新型コロナ禍で生活をする子どもたちや私たちにも通じるものがあるように思えます。上手くいかないことを、終息の見えないコロナ禍のせいにしてしまうのは簡単ですが、それで果たしてよいのでしょうか。感性を研ぎ澄ましながら、今やれることに傾注し、共に力を結集して進んでいこうではありませんか。

地域教育プログラム

平成28年度に作成した佐渡地域教育プログラムの内、令和2年度現在、現役支部会員のプログラムを掲載します。

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上越支部 支部長御挨拶

 昨年度の上越支部広報誌「くびきの」の巻頭言でこんな一節を書きました。
「今回の学習指導要領の全面実施までに1年を切った。何度も聞いていると思うが、今回、コンテンツベースからコンピテンシーベースへ指導パラダイムが変化した。なのに多くは変化したように見えない。多忙によりそんなことを考えている暇がないのか。または明るい未来が当然のごとく待っているとのんびり構えているのか。」
 地球環境の変化にもう待ったはないという話から、教育においても『抜本的な変化』が必要であり、育てるべき子どもをしっかりイメージしようという話題を投げかけました。
 ところが、さらに悠長なことは言っていられない事態が生じました。新型コロナウィルスのパンデミックです。今まで当たり前にあったものが消え、学校や学習の在り方といった既存の考え方から化けの皮を剥ぎ、その本質を露わにしてしまいました。学校がなくなったら学びもなくなるのでしょうか。いえ、今の時代ならそんなことはありません。新しい学びの形が次々と実現しているではありませんか。ただ、環境整備の遅れが大きく露呈し、思ったほど変化が進んでいるとも思いませんが。
 思うのは、「求める子」を育てるのは無論、何があっても学べるだけの力を身に付けさせなければならないということです。「学校」を祭り上げていた大いなる勘違いに気付き、改めて子どもたちが学ぶ主体なのだともう一度意識し直した時、もしかしたら今まで「横並びを是」としてきたパラダイムが崩れるかもしれません。それさえも是として受け止めるくらいの私たちの意識の大転換が要求されていると思うのです。
 上越支部も遅ればせながら、今まで課題であった物理的に個々バラバラの存在であった会員をオンラインでつなぐ取組に着手します。上越支部は上越市、妙高市、糸魚川市の3市=上越教育事務所の管内をほぼ網羅する支部でありながら、ほぼ全てが自立会員であり、それが個々点在する支部です。また、上越教育大学の大学院に学びに来ている会員も所属し、とてもアカデミックな支部でもあります。会員の意識が高いながらも物理的な距離が大きく、今までも苦労してきましたが、今回はある意味チャンスが到来したともいえます。
本年度こそ、全員所属のサークル「くびきのネットスカイ」がその名の通りに稼働する年にし、支部内のネットワークを強固にしたいと考えています。
          (ときわ会 上越支部長 渡辺俊和)

地域教育プログラム

令和2年2月2日(日),じょいあす新潟会館にて開催した「新潟東支部冬の全員研修会」にて,各校より寄稿いただいた地域教育プログラム実践集です。ご高覧ください。

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研修をとめるな!

コロナ禍の中,三密を避けるために今年度はいつもと違う研修になります。新潟東支部は会員数200名以上の大きな支部ですが,全体で集まるのは冬の1回だけ(予定)です。

〇夏の若手研修会(8月24日)中止

 昨年度末に決定していた本部発表者5名は今年度リモート発表をせず,そのまま次年度の発表に持ち越すことにしました。したがって,今年度の若手研修会は中止です。発表者は支部内指導者と個別に研修を重ねます。

発表予定者は昨年度中に決定しています。

加藤雅晃(桃山小)20年度 社会

加藤諒太(東中野山小)25年度 道徳

松川知樹(東新潟中)27年度 音楽

中村寿利(大形中)17年度 理科

中澤啓介(東石山中)19年度 数学

〇秋の全員研修会(9月8日)集合なし

 各自でレポートをまとめる個人研修を行います。

〇冬の全員研修会(1月23日)じょいあす新潟会館にて

 レポート発表と協議,講演会等 懇親会

 コロナ禍でも Don’t stop learning!